こんにちは、ヒロさんです。
今回は職場でみんなでやってみると面白い
楽しいゲームを紹介します。
マルチタスクの害 体験ゲームのやり方
下の道具を用意してください。
一人でやる場合はこのワンセット。
職場などで複数人でやるときは
白紙とペンは人数分
ストップウォッチはひとつでよいでしょう。
1,下の文字列を見てください。
左の列は数字
1~5の繰り返し
中の列はアルファベット
A~Cの繰り返し
右の列は記号
〇△✕▢の繰り返し
規則性のある文字列です。
この文字列を白紙に書き写します。
書き終えるのに何秒かかるか
ストップウォッチで計測します。
できる限り速く、間違えないように
書き写してください。
2,一回目は文字列を『縦向き』に書きます。
ストップウォッチをスタートさせてから
1,2,3,4,5、1…
と数字を縦向きに2回
その右側に
A,B,C,A,…
とアルファベットを縦向きに
3回と1文字
その右側に
〇、△、✕、▢、〇…
と記号を縦向きに
2回と2文字
文字列を複製するイメージです。
全部書けたらストップウォッチを止めて
タイムを書きます。
18秒94秒、みたいに。
2人以上でやるときは
1人がタイムを測るといいです。
書いている人が
「できた!」と言ったら
「18秒」と教えてあげます。
4,5人でやると
競争意識も高まって
盛り上がりますよ♪
3,二回目は文字列を『横向き』に書きます。
ストップウォッチをスタートさせてから
1、A、〇
と横向きに一行書いたら
2、B、△
と横向きに書く。
さらに
3,C、✕
4,A、▢
と書いていき
最後の
5,A,✕
が書けたらストップです。
ストップウォッチを止めて
タイムを書いてください。
やり方わかりましたでしょうか?
文字の説明だけだと
よくわからないかもしれないので一週間以内に動画をアップする予定です。
動画をYoutubeにアップしました。
文字の説明だとよくわからない場合は
下のリンクの解説動画をご覧ください。
ここから後は
あなたが一度やってみた後で
読んでください。
4,終わったら、比較、評価
…
終わりましたか?
やってから読んでいる人
やらずにとりあえず読んでいる人
どちらが多いかな?
さて、、、
『縦向き』『横向き』
どちらも終わったら
以下の点を比較してください。
さて、どうですか?
個人差はありますが
ほぼ間違いなく『縦向き』の方が
半分くらいの時間で書き損じなく
脳も混乱せず集中してできませんでしたか?
逆に、『横向き』はできたとはいえ
縦向きより文字が乱れ
脳が混乱してバタバタしませんでしたか?
私の場合は『縦向き』は
見本を見ずにできましたが
『横向き』は
「次の記号△?✕?
ええい、わからん!」
となり、見本を見ました。
マルチタスクの害 体験ゲームの解説
今回の文字列は
数字、アルファベット、記号の
3種類の規則性も形も異なる文字列の
組み合わせからできています。
職場で例えれば
分野の違う3つのタスクをイメージしてください。
例えば、営業、設計、採用…とか。
『縦向き』の場合は
種類ごとに集中して書きます。
ひとつずつ集中して仕事を終わらせるやり方。
以降『フォーカス』と表現します。
それに対して
『横向き』の場合は
同時に3種の文字を
併行して書きます。
複数種類の仕事を同時並行でやる
『マルチタスク』のケースです。
フォーカスした場合
同様の成果を得るのに
マルチタスクの半分以下の時間ですみます。
また、フォーカスした方が
書き損じも少なく(ほぼない)
文字列もきれいで
脳の混乱もありません。
これが集中、フォーカスの力です。
フォーカスの力を実生活にどう活かすか?
「なかなか面白いゲームだったな!」
「ひとつずつ片づけた方が効率いいな!」
ですませていては、もったいない!
大切なことは実生活でどう活かすかですよね。
こんな単純なゲームでさえ
こんな違いが出るのですから
もっと複雑な私たちの仕事や
プライベートの悩み事
例えば人間関係の問題解決の悩みは
なおさらです。
メールの着信をチェックしながら
チャットソフトでチャットを行い
同時にプレゼン資料を作成する。
そんなことをしていたのでは
ひとつずつの仕事の質は下がり
余計な時間がかかるのです。
「この時間枠はこれをやる」
と集中してやることで
ミスもなく短時間で仕事ができます。
ひとつ宿題を出すとしたら
あなたの実生活でフォーカスするために
何に取り入れるか、ひとつ答えてください。
仕事で活かすなら例えば…
・メールチェックの時間を決め、通知は切る。
例えば10時と16時から30分ずつにし
通知のポップアップで邪魔されないよう設定。
・パソコン画面には今の業務情報のみ表示。
今やっている業務に関係ない資料は
絶対表示しない。
終わった業務の資料は、終わる都度片付ける。
パソコンのデスクトップも
業務机、作業机の上もきれいにする。
・他人と共有してるスケジュール表を埋める。
資料作成、メールチェック含め予定を入力し
他人に時間を奪われるのを未然防止する。
相談に柔軟に乗れる時間も作り
そこはあえて空けておく。
・フォーカス中の相談はやんわり断る。
「すみません、今集中しているんですが
急ぎの業務ですか?」
「すみません、これが終わってからでいいですか。
あと20分で終わりますから」
一度は断り、キリがついた後で
相手のところに行く。
周りに見えるように
『集中タイムにつき声かけご遠慮ください』
という札を作って周り見えるよう掲げてもいい。
プライベートで活かすなら
・カレンダーアプリにやることを入れ通知設定
散髪、歯医者、床に入る時間、大切な人の誕生日
自分の戒めとしたい言葉を毎朝送る…など。
外せないプライベートの予定も
会社のスケジュール表に「私用」として入れる。
通知は秘書の役割をしてくれる。
・家族のカレンダーに外せない予定を書く
「ここは俺予定があるからダメだよ」
と暗黙のうちに知らせておく。
依頼された時も断りやすい。
・スマホを触りながら〇〇、をやめる
スマホを触りながら人と会話
→目の前の人はどんな表情をしていますか?
目の前の人の気持ちを感じられますか?
スマホを触りながらテレビを見る
→テレビの内容覚えてますか?
覚えてないなら見ているの無駄じゃないですか?
スマホを触りながらご飯を食べる
→味はしょっぱいですか?甘いですか?
メニュー覚えていますか?
スマホを触るならスマホに集中する。
やめるのは難しいかもしれないけど
減らすことは可能じゃないですかね。
このゲームは職場や人財育成の研修で
マルチタスクの弊害
ひとつのことに集中する威力を
理解してもらうのに使えます。
よかったら試してみてください。
面白い反応が得られます。
最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
ではまた。
ヒロさん